南相馬市・小高区民に内緒で除染廃棄物を焼却?③
- 2017/02/06
- 21:05
議会全員協議会資料から、
もう一つ注目すべきものを見つけました。

飯舘村蕨平の仮設焼却炉は、南相馬市が生活用水に利用している新田川水系の水源地にあり、環境省は仮設焼却炉設置の際にもいち早く南相馬市議会議員に安全であることの説明をしています。
その蕨平の焼却炉は、昨年4月より破砕施設の不具合のため5か月停止し、設備の全面改修工事を余儀なくされました。
詳しくは⇒飯舘村蕨平の焼却炉、不具合で5か月間停止!①
本記事中に、飯舘村議員からいただいた全員協議会資料があります。
それによると、施設停止の理由は
●湿った廃棄物が粘土状になり、回転羽に絡みつく。
●可燃物のフレコンバッグに金属やコンクリートが混入している。
●人力で分別してきたが間に合わない。
とされています。
週刊金曜日1095号に掲載された、まさのあつこさんのリポートによると、
●稼働1日目から故障
●破砕機にフレコンバッグのヒモが食い込む、畳が挟まるなどトラブル続き
●分別の不徹底による不燃物混入も故障の原因
●受託者のコストで設計からやり直すため、焼却が1年遅れ
というリアルな実態が伝えられています。
それなのに、南相馬市では
●除染廃棄物や農林系ゴミが湿っており、破砕機に絡みつく
ことしか伝えられていません。
これは一体どういうことでしょう?
改めて、飯舘村議員に詳しいことを尋ねました。
破砕処理施設の改修工事について、環境省は飯舘村に説明し、村から議員へ説明(2016年4月当時)が行われました。議員からはブーイング。
「金属類が混入して破砕できないなど、そんなの想定内だろう。あらかじめ分別機に入れるなどしてから破砕機にかけるべきだ。ゴミ処理のイロハじゃないか」
しかし、上記のまさのさんのレポートによれば、分別の不徹底以前の問題であったということですから、これはもう、鮫川村の爆発事故以来の構造上の欠陥による停止ではなかったかと思わざるをえません。
鮫川村においては、爆発事故による改修工事について、省HPに詳細な記載があります。
福島県鮫川村での減容化実証事業における仮設焼却炉の主灰コンベア破損事故の再発防止対策
蕨平についても同じように、どのような不具合があり、どのように改修工事をしたのか、HPに詳しく記載していただきたいと思います。
もう一つ注目すべきものを見つけました。

飯舘村蕨平の仮設焼却炉は、南相馬市が生活用水に利用している新田川水系の水源地にあり、環境省は仮設焼却炉設置の際にもいち早く南相馬市議会議員に安全であることの説明をしています。
その蕨平の焼却炉は、昨年4月より破砕施設の不具合のため5か月停止し、設備の全面改修工事を余儀なくされました。
詳しくは⇒飯舘村蕨平の焼却炉、不具合で5か月間停止!①
本記事中に、飯舘村議員からいただいた全員協議会資料があります。
それによると、施設停止の理由は
●湿った廃棄物が粘土状になり、回転羽に絡みつく。
●可燃物のフレコンバッグに金属やコンクリートが混入している。
●人力で分別してきたが間に合わない。
とされています。
週刊金曜日1095号に掲載された、まさのあつこさんのリポートによると、
●稼働1日目から故障
●破砕機にフレコンバッグのヒモが食い込む、畳が挟まるなどトラブル続き
●分別の不徹底による不燃物混入も故障の原因
●受託者のコストで設計からやり直すため、焼却が1年遅れ
というリアルな実態が伝えられています。
それなのに、南相馬市では
●除染廃棄物や農林系ゴミが湿っており、破砕機に絡みつく
ことしか伝えられていません。
これは一体どういうことでしょう?
改めて、飯舘村議員に詳しいことを尋ねました。
破砕処理施設の改修工事について、環境省は飯舘村に説明し、村から議員へ説明(2016年4月当時)が行われました。議員からはブーイング。
「金属類が混入して破砕できないなど、そんなの想定内だろう。あらかじめ分別機に入れるなどしてから破砕機にかけるべきだ。ゴミ処理のイロハじゃないか」
しかし、上記のまさのさんのレポートによれば、分別の不徹底以前の問題であったということですから、これはもう、鮫川村の爆発事故以来の構造上の欠陥による停止ではなかったかと思わざるをえません。
鮫川村においては、爆発事故による改修工事について、省HPに詳細な記載があります。
福島県鮫川村での減容化実証事業における仮設焼却炉の主灰コンベア破損事故の再発防止対策
蕨平についても同じように、どのような不具合があり、どのように改修工事をしたのか、HPに詳しく記載していただきたいと思います。
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